セザンヌイヤー2025 : セザンヌの世界を巡る旅
Bonjour!突然ですが、フランスの絵画はお好きですか?フランスの有名な画家にはクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールなど数多くいますが、同じく印象派のグループの一員として活動していた「ポール・セザンヌ」に今年スポットライトが当たります!

セザンヌイヤーって何?
今年2025年は、エクス・アン・プロヴァンスが誇る天才画家ポール・セザンヌを祝う特別な年なんです。この街全体が、セザンヌの芸術と彼の人生を称える舞台となります。セザンヌは「近代絵画の父」とも称され、その革新的なアプローチは後世の芸術家たちに多大な影響を与えました。そんな彼の故郷で、彼の遺産を祝う一連のイベントが繰り広げられます。
▼注目のイベント▼
セザンヌの旧居とアトリエの再オープン
2025年春、セザンヌが晩年を過ごし、多くの傑作を生み出した「アトリエ・デ・ローヴ」が再オープンします。この場所では、セザンヌが愛用した道具や家具、そして彼の日常生活を垣間見ることができます。さらに今回初めて、1階部分も公開され、キッチンやリビングルームなどこれまで非公開だった空間も見学可能になります。

グラネ美術館での大回顧展
6月28日から10月12日まで、グラネ美術館では「ジャズ・ド・ブッファンのセザンヌ」という大規模な回顧展が開催されます。この展覧会では、世界中から集められた100点以上の作品が展示される予定で、セザンヌの代表作や未公開作品が一堂に会する絶好の機会となります。
その他の展示会
エクス・アン・プロヴァンスでは、他にも複数の展示会が予定されています:
- 「ラ・プティット・ギャラリー・セザンヌ」(2月4日~12月31日)@La Manufacture gallery:若い世代向けにセザンヌを楽しく学べる展示。
- 「エクスとセザンヌ」(6月6日~翌年1月5日)@Musée du Vieil Aix:彼と故郷エクスとの深い関係性を探る展示。
- 「1956年と1961年のヴァンドーム・パヴィヨンでのセザンヌ展」(6月19日~11月2日)@Musée du Pavillon de Vendôme:過去に開催されたセザンヌ展覧会を振り返る内容。
ビベムス採石場
都市東部に位置するビベムス採石場は、セザンヌがインスピレーションを得た重要な場所です。ここではガイド付きツアーでセザンヌ作品に見られる風景や幾何学的構成について深く理解することができます。
セザンヌゆかりの地を巡る旅
エクス・アン・プロヴァンスには、セザンヌゆかりの場所が点在しています。都市散策ツアーでは、彼が愛したサント・ヴィクトワール山やジャズ・ド・ブッファン(家族所有だった別荘)などを巡りながら、その足跡を辿ることができます。
芸術と文化に浸る一年
セザンヌイヤー2025は、芸術愛好家だけでなく幅広い層に楽しんでもらえるイベントとして企画されています。この特別な年に南仏の彩と香りを楽しめるエクス・アン・プロヴァンスで、ポール・セザンヌという偉大な画家と故郷との深い結びつきを体験してみてはいかかでしょうか。では、À bientôt!